夏がやってまいりました。夏は暑いと同時に蚊というおそらく僕のこの夏のライバルが出現する季節でもあります。ということで今日は蚊をつかって「走性」というものを考えて見ましょう。
走性とは、ある刺激(光とか音、ニオイ(化学物質))を感じ取りその刺激の方向対して一定方向に移動する生まれもってもつ性質のことです。簡単に言ってしまえば虫が光に寄ってきたりするあれです。んで、その刺激のほうに近寄ることを正の走性、遠ざかることを負の走性といいます。
先ほどの虫の例でいくと、光に近寄るわけですから正の走光性といいます。このとき刺激によって名前がかわります。化学物質なら走化性、などなどです。詳しくはググッてください。
虫は正の走光性を持っています。これを利用しているものとして電気殺虫器というものがあります。これは虫の正の走光性を利用して近づいてきた虫を電気の力で殺してしまうという恐ろしい機械です。
さて、ここで問題です。部屋を暗くして電気殺虫器を作動(部屋の中で唯一光っている)そして同じ部屋で布団で人が寝ていたとします。この状況で電気殺虫器で殺せない虫がいます。それは何でしょうーって答えは分かりきっていますね。そう蚊です。あのにくたらしいこんちくしょうです。蚊は二酸化炭素を感知できます。ということで蚊は正の走化性を持っています。おそらく蚊は走光性よりも走化性を優先して人といった二酸化炭素を吐く動物にくっつくわけですね。蚊が産卵するために必要な動物の血をこのような方法で得るというのはとてもスマートですねーやめてほしいですが。このように蚊をはじめとしたすべての生物は「生きる」ただそれだけのためにさまざまなことをためしています。成功すれば生き残り失敗すれば死ぬ。恐竜なんかいい例ですね。面白いと感じたそこのあなた(読んでいる人がいるという仮定で進めています)生物面白いですよ?
オマケですが血を吸う蚊は、オスと交尾し、産卵の準備をするために吸っているらしいです(リア充爆発しろ)。一応血というのは糖(グルコース)もあるしコレステロール(細胞膜の流動性うんたらかんたら)もある・・・すげぇ栄養ドリンクです。
あー暑い